旅のネタ帳

<何聞いてんの?>

Hさんが、新幹線のシートを倒したいからと、後ろの席のSiさんに、「倒してもいいですか?」と聞いたら、
Siさん「だめ。」
Hさん「じゃあ、倒しますね。」


<ものは言いよう>
定期観光バスのバスガイドさんの案内。
「バスに戻られる時間は他の方も乗り合わせておられますので、帰りの新幹線等のお時間の都合もございますから、遅れないようにお願いします。
約束のお時間までに戻られないときは、そちらがお気に召したものと思いまして、失礼させていただきます。」

「このバスは、Cコース32号車でございます。
全く同じ時間の同じコースに31号車がございますが、お間違えにならないようにお気を付け下さい。もし31号車に乗って行かれた場合は、そちらがお気に召したものと思いまして、失礼させていただきます。」

<これ、てあれですよね>
年取ってくると、言葉が出てこなくなって、「これ」とか「あれ」という言葉が多くなります。
先日、Hさんが(まだまだそんな年でもないのに)「これ、てあれですよね。」と言って、Sさんに激しくツッコマレていました。
定期観光バスの乗り場で、みんながパンフレットを手にしています。それは、観光バスのチケット売り場の窓口に置いてありました。
少し遅れてきたFさんが、パンフレットを目にして「これ、てあれですよね。」と聞きました。
Fさんは、ハッとして、「『これ』はKさんが手にしているパンフレットを指して、『あれ』、て窓口にあるパンフレットを指していましたよね。」と、ボケていない、正しい話し方をしたと、必死でアピールしていました。

<おかげで、人力車に乗れた>
嵐山散策の途中で昼食を取り、バスに戻るとき、Oさんが昼食の場所にリュックを忘れたことに気付きました。そこから、しばらく下り坂を歩いてきたような気がします。
Oさんは、忘れ物を取りに戻りました。バスの出発に間に合うでしょうか?
バスの出発の時刻が迫ってきてもOさんは戻ってきません。
幹事のSさんが、携帯電話をかけています。そもそも、Oさんは出発の時刻を10分遅く勘違いしていたようです。タクシーで追いかけるということで、バスはOさんを残して先に出発しました。
後で聞けば、Oさんは走り疲れて、途中で観光用の人力車(私達が通ったときも、盛んに乗るように勧めていました)に乗ったそうです。人力車で、バスの出発地点に行って、そこからタクシーに乗ってきたとのこと。
次の仁和寺で追い着きました。忘れ物をしなければ、人力車に乗るという体験はしていなかったでしょう。

<宗派>
忘れ物を取りに行って大変な思いをしたOさん、
「さっきのお寺で、ちゃんとお参りしたんだけどなあ。」
Fさん「きっと、宗派が違ったんですよ。」

<使えねぇぇぇ>
渡月橋に着いてから、私は紅葉をカメラに収めていました。みんなは橋を渡るものと思って、みんなから目を離してしまいました。他の観光客も多くてその陰で見えなくなりました。でも、ゆっくり歩いていたからどうせすぐ追い着くものと思って気にせず、写真を撮っていたのですが、ふと見ると、会社の人が誰も見当たりません。橋を渡って追いかけましたが、全く見えないのもおかしい。幹事補佐役のHさんに携帯電話をかけましたが、出ません。少し進んでからまたかけましたが、まだ気が付いてくれません。
新幹線を降りるとき、かばんにしまっていた携帯電話を、降りたらかかってくるかもしれないからと言って、かばんの外に出したのを私は見ていたからHさんに電話したのに、気が付かないじゃぁあーりませんか。「使えねぇぇぇぇ。」幹事のSさんに電話して、私が行った方向と全く逆の方向へ行ったことがわかって、走って追いかけました。とは言っても、行くところはわかっていたので、あせりもせず、追いかけながらも途中で写真を撮って行きました。
後で写真を見ると、私が写真を撮っている間に、橋を渡らず逆の方へ行っているみんなが写っていました。

<3秒後の反応>
京懐石料理をみんなでいただきました。
出てくる料理に舌鼓を打ちながら、歓談しておりました。
あちらのテーブルで、この料理の食材はなんだ、かんだと話しております。
Fさん「料理を解析していますねえ。・・・・懐石料理だけに。」
向かいの席のKさんにはすぐウケました。
3秒後、隣の席のTaさんが突然笑い出しました。
Taさん「あはー、かいせき(解析)とかいせき(懐石)をかけたんですね?
笑ってらっしゃるから、何か可笑しいこと言ったんだと思って考えちゃいましたぁ。」

<だじゃれには笑わない>
お漬物が出てきました。
Siさん「京の漬物。」と言って食べました。
Fさん「明日も京(今日)の漬物。」
皆爆笑。ただひとりSiさんは笑わず。
Sさん「Si君、意志固いねぇ。みんながこんなに笑っているのに。」
Siさん「そういうくだらないことには笑わないことにしている。」

<晴れ男>
メンバーの中に、強烈な雨男、雨女がいます。
Nさん「僕は晴れ男かもしれないなあ。ゴルフとか行くときはいつも晴れているから。」
Siさん「雨が降ったらキャンセルして、晴れたときしか出かけないからでしょ?」

<呼ばれて>
神泉苑平八で食事をいただきながら、話題は翌日の天気の心配。
テーブルの上に置かれた紙のランチョンマットに、神泉苑は、桓武天皇・嵯峨天皇(『薄紅天女』で言うところの、帝と賀美野)のお気に入りの庭園。空海(『薄紅天女』で言うところの、無空)が雨乞いをしたことでも有名というようなことが書かれています。
なんで、雨乞いの店なんだよぉ。そのお店に決めた幹事さんは、強烈な雨男として、社内では有名な人です。
やっぱり、雨に呼ばれるのでしょうか。

<時間がおかしくありませんか?>
京都駅で帰りの新幹線に乗ってまもなく、Kさんはご自宅のご主人にメールを打ちました。「今京都を出ます。」16時9分。
車内で落ち着いてから、またメールを打ちました。「(最寄りの)○○駅に5時頃着く予定です。」
新横浜駅まで2時間はかかるのに、その先の○○駅にそんなに早く着くわけがありません。
ご主人からは、しっかり、かつ優しいツッコミの返信がありました。
Kさんが言うには、7時頃というのが、17時→5時に変化していったそうです。

<思っても言えない>
カラオケには、一番若いHoさんも行きました。伸び伸びと楽しそうに歌っていました。
帰り道、「やっぱりカラオケは楽しいですね。思いっきり歌えて。」とHoさん。
Fさん「そうでしょう。普段は思っても言えないことがいっぱいあるからねえ。」
思っても言えないこと
その1)
年配は何歳以上かと聞かれても、年配の人を目の前にしては、思っても言えないよねぇ。
その2)
今年は、事務所の温度管理が厳しいように思われます。
Hoさん「厳しくなったのは、環境に優しくするためですか?暖房つけずに寒がって風邪ひいたりしませんか?」
Fさん 「環境に優しいのもいいけど、人に優しくして、て言ってみたら?」
Hoさん「そんなこと言えません。」
Fさん「そうだよね〜。思っても言えないよね〜。」

<〜周り>
自称年齢の割りには、古いことをよく知っていて会社内で年齢詐称疑惑のあるHさんがいます。
Kさんが、Siさんのお腹を見て、「Siさん、やせた?」と聞いたら、Siさんが「二周りくらいやせた。」と言ったので、
Fさん「Siさん、二周りやせたんだって。Hさんは一回り年ごまかしてるんだよね。」
「また、そんなことばかり言って〜。」とYさんにたしなめられたFさんでした。

<ボケ方>
またHさんが、ボケたことを言いました。
Hさん「あ、またネタにされちゃう〜。」
私  「いや、今のは状況の説明が長くなってむずかしくなるから、ネタにならない。」
Hさん「これからは、むずかしくボケればネタにされないんですね?」
(それより、ボケを治すことの方が先決でしょ。)と、のど元まで出てきた言葉を飲み込んだ私でした。